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キャンプの楽しみ方2021.03.06

キャンプの醍醐味「焚き火」の魅力と「薪」ができるまで


見ているだけで癒される、焚き火の効果


静寂の夜に、暖かさと明るさ、安心感を与えてくれる「焚き火」。

炎のゆらめきと薪のパチパチと燃える音は、キャンプの雰囲気をグッと引き立てます。この焚き火にはリラックス効果があるとされ、「1/fゆらぎ」という理論で呼ばれています。

「ゆらぎ」とは、規則性のない空間的・時間的な変化や動きのこと。焚き火の炎は一見すると単調に見えますが、形は常に変化し続け、一瞬たりとも同じ形を留めません。その人工的ではない不規則なリズムが、人間が元来持っている波長と符合。その結果、心地よさを生み出すそうです。

焚き火を楽しむための薪の使い方

そんな焚き火にかかせないのが、燃料となる「薪」。

ひとえに薪と言っても使われている木の種類は様々ですが、大きくは「針葉樹」と「広葉樹」に分けられ、この2種類で燃え方は大きく異なります。

左:針葉樹 右:広葉樹(広葉樹は針葉樹に比べてゴツゴツした見た目をしています)

スギやマツなどの「針葉樹は、樹脂が多く含まれているため、初心者でも着火しやすくオススメ。但し、燃え尽きるのも早いため、ある程度の量を用意しておく必要があります。

対してナラやクヌギなどの「広葉樹は、着火こそしにくいものの一度火がつけば長く燃え続ける特徴があります。ゆっくりと焚き火と過ごす夜を楽しみたいときにオススメです。 例えば、最初に針葉樹を燃やし、火が安定してきたら広葉樹を燃やすなど、薪の特性がわかると焚き火を上手に楽しむことができますよ。

いくつもの工程を経て薪が作られている


鹿嶺高原キャンプ場では、地元で伐採された南信州産の針葉樹(カラマツやアカマツ、ヒノキなど)を使い、焚き火用の薪として販売しています。

毎年シーズンオフとなる12月から3月、スタッフは薪割り作業に勤しみます。

作業場は鹿嶺高原へ上がる山道を登り始めところ。お越しになった際には「ここかな?」と探してみてください。 薪がどんな流れで作られているのか、紹介していきたいと思います。

1.原木を運搬
まずは作業場に原木を搬入します。

一本の原木は4mほどの長さにカットされていますが、それでも数百キロを超える重さ。人力では運ぶことができないので、安全に気をつけながらクレーンを使って運び入れます。

2.原木を玉切りに

チェーンソーを使って原木を玉切りにしていきます。ここで大切なのが、玉切りによって薪の長さが決まること。鹿嶺高原キャンプ場では、焚き火をするのに最適な35cmサイズに設定してカットしています。

3.薪割り作業

いよいよハイライトの薪割り。実はいろんな道具があるんです。

まずは定番の手斧。斧にも様々な種類があり、ブランドや柄の長さによって使い心地が変わってきます。 大きな玉切りが真っ二つに割れたときには、なんとも言えない爽快感が。

運動不足なスタッフの筋トレも兼務しています。(笑)


こちらは「キングクラッカー」と呼ばれる道具。 上向きの刃に薪を置き上からハンマーで叩くことで、薪を簡単に細く割ることができます。カをあまり必要とせず安全性も高いので、お子さんも楽しめるのもポイントです。


最後に登場するのが秘密兵器の「薪割り機」。どんなに大きな玉切りも、簡単にパカパカと割れちゃいます。ただし、この便利さを知ってしまうと、手斧での作業に戻れなくなってしまうんです……。

4.薪を乾かす

割った薪を棚状に積み上げて乾燥させていきます。 これが単純そうに見えて実に奥深い。薪を置く向きや端の井桁(いげた)の組み方によって安定性が全く違ってきます。

こうして積み上げた薪は、半年〜一年ほどかけてじっくりと乾燥させていきます。 つまりキャンプ場で売られている薪は一年ほど前に割った薪ということ。木が薪として使えるようになるには時間がかかるんですね。

5.販売

乾燥された薪を作業場からキャンプ場まで運び、箱詰めして完成!

鹿嶺高原キャンプ場ではこうして作った薪を1箱800円で販売。35cmほどにカットされた薪が15〜20本ほど入っていて、焚き火を一夜楽しむのにもちょうど良い量です。

ソロ用の焚き火台でも使いやすい大きさになっていますよ。

燃えやすい針葉樹を使っているので、焚き火に慣れていない人にもオススメです!

鹿嶺高原で焚き火を楽しもう!


満天の星の下、ゆっくりと焚き火を見つめながら過ごすひととき。

鹿嶺高原キャンプ場では、まるで違う世界にやってきたかのような、非日常的空間を味わうことができます。

一人で楽しむもよし、みんなで火を囲むのもよし、山の上で過ごす夜を、焚き火で温かく灯してみてはいかがでしょうか。

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